Work Horizon編集部
Azure AI Engineer Associate(AI-102)とは
Azure AI Engineer Associateは、Microsoft Azureの AI サービスを活用したソリューション設計・実装スキルを証明する認定資格です。試験番号はAI-102で、Azure OpenAI Service、Azure AI Search、Cognitive Servicesなどを用いたAIアプリケーション構築力が問われます。
重要:Microsoft公式サイトによると、AI-102試験は2026年6月30日に廃止予定です。受験を検討している方は早めに準備を始めてください。廃止後の後継資格についてはMicrosoft Learnで最新情報を確認することを推奨します。
試験概要と2026年の出題範囲
AI-102の試験概要は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題数 | 約43問(選択式・並べ替え式) |
| 試験時間 | 100分 |
| 合格点 | 700点(1,000点満点) |
| 受験料 | 165ドル(税別、地域により変動) |
| 受験方法 | テストセンターまたはオンライン |
| 言語 | 英語・日本語ほか |
出題ドメインと配点
| ドメイン | 配点 | 主なトピック |
|---|---|---|
| Azure AIソリューションの計画と管理 | 25〜30% | リソース管理、セキュリティ、コスト最適化 |
| 自然言語処理ソリューション | 25〜30% | 感情分析、CLU、Speech-to-Text/Text-to-Speech |
| Azure AI Visionソリューション | 15〜20% | 画像分析、OCR、Video Indexer |
| ナレッジマイニング・Document Intelligence | 15〜20% | Azure AI Search、ベクトルストア、セマンティック検索 |
| 生成AIソリューション | 10〜15% | Azure OpenAI Service、RAG、プロンプトエンジニアリング |
2026年の試験改定では、生成AI(LLM)、RAG(検索拡張生成)、自律エージェントの深い理解が新たに求められるようになっています。Azure OpenAI Serviceを使ったGPTモデルのデプロイやRAGパイプラインの構築が実務的な出題の中心です。
効率的な勉強法:8〜12週間の学習プラン
学習期間の目安
PythonまたはC#の基本的な開発経験がある方で8〜12週間が目安です。Microsoft公式の学習ガイドでは、AI-102の学習時間は約30時間と想定されていますが、実際にはハンズオン演習を含めると50〜80時間程度を見込んでおくとよいでしょう。
ステップ1:AI-900で基礎を固める(任意・1〜2週間)
AIの基礎知識に不安がある場合は、入門資格のAI-900(Azure AI Fundamentals)から始めるのが効率的です。約12時間の学習で概要を把握できます。すでにAIの基本概念を理解している方はスキップ可能です。
ステップ2:Microsoft Learn公式コースで体系学習(3〜4週間)
Microsoft Learnの「Azure AI Engineer」ラーニングパスは、試験範囲を網羅した無料コースです。各モジュールにはハンズオンラボが含まれており、Azure上で実際にサービスを操作しながら学べます。
ステップ3:Azure OpenAI Serviceを中心にハンズオン強化(2〜3週間)
2026年の試験で配点が増えた生成AI領域に集中します。Azure AI Foundryを使ったチャットアプリ構築、RAGパイプラインの実装、プロンプトエンジニアリングの実践を行いましょう。
ステップ4:模擬試験で仕上げ(1〜2週間)
Microsoft Learn上のプラクティス評価(模擬試験)を受け、合格ライン70%を安定して超えるか確認します。回答解説には関連ドキュメントとラーニングモジュールへのリンクが含まれているため、弱点補強にも活用できます。
AI-102のキャリアへの効果
Azure AI Engineer Associateは、Azure環境でのAI開発力を証明する資格として、以下のような場面でキャリアに活きます。
- Azure採用企業への転職:Azure環境を採用している企業(金融、製造、公共セクター等)では、AI-102取得者が即戦力として評価されます
- 社内のAI推進ポジション:DX推進部門やAI活用推進チームで、Azure AIサービスの選定・導入を担当する際のスキル証明になります
- 他のクラウド資格との差別化:AWS・GCPの資格と組み合わせることで、マルチクラウド対応のAIエンジニアとしての市場価値が高まります
AI-102廃止後の選択肢
AI-102は2026年6月30日に廃止されますが、Microsoftは後継の認定資格や関連資格を提供しています。
- Azure AI Fundamentals(AI-900):入門レベルの資格で、廃止予定はなく引き続き受験可能です
- Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expert:AI含むAzure全体のアーキテクチャ設計スキルを証明する上位資格です
- Microsoft Learn認定バッジ:特定のラーニングパス修了で取得できるデジタルバッジも、スキル証明の一つとして活用できます
最新の後継資格情報はMicrosoft Learn認定資格ページで随時更新されますので、受験前に確認してください。
人材エージェント事業の現場では、Azure環境を採用する大手企業(金融・製造業に多い)への転職でAI-102が書類選考のプラス材料になる傾向があります。特にAWS資格と両方持つ候補者は「マルチクラウド対応」として評価が高まる場面が見られます。
出典について
本記事に記載の情報は、各出典元の発表時点のものです。最新の試験要項・廃止スケジュール・後継資格はMicrosoft Learn公式ページをご確認ください。
